インプラントを単独で1本入れた例です。
通常ではブリッジで済むのですが前後に上等な歯が入っていてそれらを無駄にしないためにしました。
また前後の歯が健全な場合にも同じ方法をとれば健康な歯を犠牲にしなくてすみます。
インプラント終了時
3本分の歯を2本で支えるブリッジにくらべインプラントは他の歯に負担をかけません。治療費の関係で金歯になりましたがセラミックですると見た目の違和感も全くありません。
ちょっと大きな症例です。
初診から人工物装着まで13ヶ月かかりました。
抜歯を2本行い治癒を待ってインプラントを埋入しました。
上は治療に入る前の口腔内写真とパノラマレントゲン写真です。
保存ができない(写真中)左上の6番と左下の7番の近心根は抜歯しました(上の写真では左上6番の抜歯を終えています)。また右上6・7番は長期間対合歯がなかったため伸び出ており補綴スペースを得るため神経をとって歯を短くしました。
- インプラント挿入
- 抜歯の傷がよくなりインプラントの埋め込みが終わった時のレントゲン写真と口腔内写真です。
レントゲンにボルトみたいに写っているのがインプラント跡です。
インプラント埋入後、骨と癒着するまで3〜6ヶ月間待ち、その後型取りをして補綴物を製作します。
- 技工作業終了時
- 咬み合わせの調節がやりやすいように植の歯の咬み合わせ面は金属で作りました。現在臼歯部は歯の堅さに近いハイブリッド型セラミックを用いて金属が出ないようにしています。